人材派遣事業向け保険に加入しておく
1.事業運営上のリスク
人材派遣事業では、人的リスクも損害賠償にあたるリスクも非常に多いです。せっかくうまくいっていた事業も派遣先や登録スタッフから求められる損害賠償請求の支払で、経営悪化してしまうこともあります。
どういうトラブルがあるのか?いくつかあげてみます
- 不当逮捕・不当拘留・不当監禁
- 名誉毀損・プライバシーの侵害
- 窃盗・強盗・詐欺・横領・背任行為・機密漏えい
- 交通事故・傷害(事故を含む)
損害賠償請求は、ある日、突然、請求されるものです。人材派遣業では、スタッフが客先でいろいろなトラブルを引き起こしますから、イザ、というときのためにも保険加入の検討をオススメします。
2.どんな保険があるのか?
- 請負業者賠償責任保険
- 生産物賠償責任保険
- 個人情報保護責任保険
- 人格権侵害に対する保険
- 不誠実行為に対する保険
これらの他にも、種類はあると思います。また、訴訟費用やお見舞金などを補償する特約などもあります。数千万円~2億程度まで補償額を設定できます。
3.補償の対象
人材派遣事業で、認められれている職業すべてが補償されるとは限りません。各保険によって、対象業務が規定されていますので、必ず、確認してから加入するようにしましょう。
特に、警備・医療・製造・旅行添乗員・放送番組制作業務などは注意するようにしてください。
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