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資金繰り財務サポート > 財務諸表による財務分析 > 自己資本比率、固定比率による財務分析(会社の安定)

自己資本比率、固定比率 -貸借対照表による財務分析
  〜安定性の財務分析

  1. 自己資本比率で、返済不要の資本割合を見る
  2. 固定比率で設備投資の状況を見る

1.自己資本比率

返済不要の資本割合はどれくらいかを判断する数値です。

自己資本比率=自己資本÷総資本(自己資本+負債)×100

 ※総資本‥‥貸借対照表の負債合計+純資産合計

自己資本とは会社が株券を発行して調達した資本金や、利益の一部を積み立てた剰余金、法定準備金などのことをいいます。その自己資本が総資本に対して何%なのかを見る指標です。株主資本比率とも呼ばれています。

自己資本比率が高いと経営が安定している、自己資本比率が低いと経営が安定していないということになります。

自己資本は返済の義務がないので、数値が高ければ高いほど一般的に会社は健全であると判断できます。

2.固定比率

会社が無理な設備投資を行っていないかを判断する数値です。

固定比率=固定資産÷自己資本×100

 ※固定資産‥‥貸借対照表の資産の部の固定資産合計

固定資産の調達が自己資本でどのくらいまかなわれているのかを示す指標の一つです。一般的に自己資本の範囲内に収めることが望ましいとされています。

設備投資過剰の疑いがある場合に固定比率をチェックしてください。固定比率が高すぎるということは、借入金での購入が多いことを示し、安全性が低いと判断できます。

理想は100%以下、100〜120%であれば健全、200%を超えると要注意です。


 -貸借対照表による財務分析-

自己資本増加率・総資本増加率
(成長性の分析)

流動比率・当座比率
(支払能力で安定性分析)

自己資本比率・固定比率(設備投資)
(安定性の分析)

 -損益計算書による財務分析-

粗利益伸び率・売上高伸び率
(利益・売上高で成長性分析)

粗利率・営業利益率・経常利益率・総資本経常利益率
(利益率で収益性分析)

棚卸資産回転率・売上債権回転率・総資本回転率
(効率的に運営されているか生産性分析)

インタレストカバレッジ
(利息支払い能力から見る安全性分析)

 -キャッシュフロー計算書による財務分析-

営業キャッシュフローマージン・営業キャッシュフロー当期純利益率
(会社の収益性〜営業キャッシュフロー能力を分析)

流動負債比率・長期負債比率・利息支払額倍率
(会社の安全性〜営業キャッシュフローと負債比率で支払能力を分析)

営業キャッシュフロ−対投資キャッシュフロ−比率
(安全な投資を行なっているか)

 -中小企業の財務指標(データ)-

中小企業の財務指標

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