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営業キャッシュフロー対投資キャッシュフロー比率
 〜会社の安全性

これは、バランスのとれた投資を行っているか?を判断する数値です。

営業キャッシュフロー対投資キャッシュフロー比率

営業キャッシュフロ−対投資キャッシュフロ−比率=営業CF÷投資CF×100

この指標は、営業キャッシュフローを投資キャッシュフローで割ったもので、投資キャッシュフローを営業キャッシュフローがどの程度カバーしているのかを表しています。

100%以上であれば、営業キャッシュフローで投資に必要なキャッシュがまかなえているので、投資に対して新たな資金調達をしなくてもよいことになります。

逆に、100%を切ると、通常の営業活動だけでは投資に必要なキャッシュをまかないきれず、資金の流出が常態化している可能性があります。

したがって、この比率は基本的に100%以上であることが望ましいといえます。

ただし、新規事業を立ち上げるようなときには、営業キャッシュフローだけで投資全体をまかなうことができないこともあります。

ビジネスチャンスを逃さないために、営業キャッシュフローを上回る先行投資が必要なときもあるのです。

ですから、この指標を見るときは、成長性と安全性の両方に着目して分析しなければなりません。


 -貸借対照表による財務分析-

自己資本増加率・総資本増加率
(成長性の分析)

流動比率・当座比率
(支払能力で安定性分析)

自己資本比率・固定比率(設備投資)
(安定性の分析)

 -損益計算書による財務分析-

粗利益伸び率・売上高伸び率
(利益・売上高で成長性分析)

粗利率・営業利益率・経常利益率・総資本経常利益率
(利益率で収益性分析)

棚卸資産回転率・売上債権回転率・総資本回転率
(効率的に運営されているか生産性分析)

インタレストカバレッジ
(利息支払い能力から見る安全性分析)

 -キャッシュフロー計算書による財務分析-

営業キャッシュフローマージン・営業キャッシュフロー当期純利益率
(会社の収益性〜営業キャッシュフロー能力を分析)

流動負債比率・長期負債比率・利息支払額倍率
(会社の安全性〜営業キャッシュフローと負債比率で支払能力を分析)

営業キャッシュフロ−対投資キャッシュフロ−比率
(安全な投資を行なっているか)

 -中小企業の財務指標(データ)-

中小企業の財務指標

業種別の財務指標



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