営業キャッシュフロー計算書による財務分析
〜会社の収益性
1.営業キャッシュフローマージン
どれだけキャッシュを生み出せるか?を判断する数値です。
営業キャッシュフローマージン=営業CF÷売上高×100
収益性を見るための指標として、営業キャッシュフローマージンがあります。
これは、売上高営業利益率をキャッシュフローで表したものです。
つまり、損益計算書で表されている営業利益の代わりに営業キャッシュフローを用いているのです。
売上高に占める営業キャッシュフローの割合を示していて、どれだけ現金(キャッシュ)を生み出す力があるのかを表しています。
2.営業キャッシュフロー当期純利益率
どれだけ稼ぐ能力があるか?を判断する数値です。
営業キャッシュフロー当期純利益率=当期純利益÷営業CF×100
これは、営業キャッシュフローに対する当期純利益の割合を示したものです。
営業キャッシュフローは、当期純利益に減価償却費など損益計算書上の非キャッシュ項目と貸借対照表上の項目調整を行って算出されますので、営業キャッシュフローに占める当期純利益の割合が大きいと、それだけ稼ぐ能力が優れている(=収益力がある)ということになります。
-貸借対照表による財務分析-
-損益計算書による財務分析-
粗利率・営業利益率・経常利益率・総資本経常利益率
(利益率で収益性分析)
棚卸資産回転率・売上債権回転率・総資本回転率
(効率的に運営されているか生産性分析)
営業キャッシュフローマージン・営業キャッシュフロー当期純利益率
(会社の収益性〜営業キャッシュフロー能力を分析)
流動負債比率・長期負債比率・利息支払額倍率
(会社の安全性〜営業キャッシュフローと負債比率で支払能力を分析)
営業キャッシュフロ−対投資キャッシュフロ−比率
(安全な投資を行なっているか)
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