売上高(損益計算書)
1.売上高とは?
売上高とは、一定期間に商品や製品の販売、サービスの提供などによって得た代金のことです。異業種間では単純比較はできませんが、会社の事業規模を示す基本的な数値です。
では、売上高は事業活動の取引において、いつの段階で計上すればいいのでしょうか?
売上高は、「実現主義」の考え方に基づいて、業種ごとに基準があります。
2.売上計上、業種別の基準
(1) サービス業
サービスの提供が完了した日
(2)建設業
建設工事が完了し、引き渡した日
※建設業の場合は例外があり、大型ビルなどの長期建設工事を請け負った場合、建造物の完成・引き渡しを待たずに、工事の進行に応じて収益を計上することが認められています。(工事進行基準)
(3)製造業や販売業
財貨サービスの販売時点(販売基準)
※販売基準には以下のようなケースがあります。
- 「出荷基準」・・・商品や製品を顧客に運送するため倉庫から出荷した日
- 「検収基準」・・・機械など検収を要するものは、得意先が検収した日
- 「検針基準」・・・電気やガス、水道などはメーターの検針をした日
- 「取付完了基準」・・・取り付けないと使用できない機械などを販売した場合は、取り付け工事が完了した日
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