キャッシュフロー計算書とは(損益計算書)
キャッシュフロー計算書は、会社のキャッシュの増減を一会計期間で示したもので、期首にどのくらいのキャッシュがあって、期末にどのくらいのキャッシュが残っているのかを示したものです。
1.キャッシュフロー計算書とは?
キャッシュとは現金及び現金同等物のことです。
損益計算書で示されている損益と実際の現金の収支は必ずしも一致しません。売上を計上するタイミングと代金を回収するタイミングにタイムラグがあるためです。
したがって、損益計算書では利益が出ているのに、実際にはまだ支払いがなされていないため、資金繰りが苦しいという状況にもなり得ます。
最悪の場合は、銀行への返済に代金回収が追いつかず黒字倒産という事態にもなりかねません。
キャッシュフロー計算書は、貸借対照表や損益計算書よりもさらに現実的なお金の流れを表している決算書です。
欧米では古くからキャッシュフロー会計に基づく「キャッシュフロー計算書」の作成が会社に義務付けられており、各会社はキャッシュフローを重視した経営を心がけてきました。
日本でも、1999年4月から開始する事業年度から上場企業は財務諸表のひとつとして「キャッシュフロー計算書」の作成が義務付けられたことを皮切りに、上場企業のみならず中小企業にいたるまでキャッシュフローを重視した経営が求められるようになりました。
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