私募債で資金調達
私募債って?
私募債とは、50名未満の機関投資家などに引受けてもらう社債のことです。
資本市場からの『直接金融』の仕組みを活用した金融商品です(銀行からの借入は『間接融資』という。)
中小企業が利用しやすい「少人数私募債」という、証券会社や銀行など機関投資家以外の縁故者に社債投資をしてもらう制度があります。
実際に中小企業が利用しているのは、「銀行保証付私募債」と呼ばれるもので、社債がデフォルト(債務不履行)になった場合の保証をとるため、企業が発行した無担保社債を銀行が引き受け、社債の償還を保証します。
私募債のメリット
会社のイメージアップ
以前は、私募債発行に厳格な財務条件があったため、 私募債発行会社=優良企業というイメージがあります。私募債は上場企業の多くが利用していました。
資金調達のコストが固定、損金扱いできる
私募債の利子は固定であることが多く、さらに、利子支払のコストは会計上損金扱いされます。
私募債のデメリット
気をつかう・・・
縁故者から資金調達するため、経営に出資者の感情など影響が及び冷静な経営ができないことがあります。ですが、なるべく、『私募債=銀行借入』と割切って、条件交渉しましょう。
関連ページ(広告が含まれています)